極上のリラックス体験。アンビエントミュージックを聴こう!

  • 身体も心もクタクタに疲れ果てている…
  • 頭が疲れてもう何も考えたくない…
  • ストレスが溜まってイライラする…

そんな時リラックスするために聴く音楽はなにがいい??と質問されることがよくあります。

僕は迷わず答えます。アンビエントを聴きましょう!と。

今回はアンビエントってなに?と思った皆さんへアンビエントミュージックについてわかりやすく紹介していきます。

アンビエントミュージックってなに?

アンビエントミュージックとは一般的に20世紀はじめにフランスの作曲家エリック・サティが作曲した「家具の音楽」から着想を得たブライアン・イーノが提唱した音楽のジャンルを指します。

アンビエント(ambient)を日本語にすると、〔音・光などについて〕周囲の、ぐるりと取り巻く、辺り一面の、という意味になります。

そして、一般的にアンビエントミュージックは日本語では『環境音楽』と訳されています。

先ほどのブライアンイーノによれば「意識して聴くこともできるが、無視することもできる音楽」と定義しています。

個人的には巷で言われるヒーリングミュージック、ニューエイジといったようないわゆる癒し系の音楽とは少し違うもっと深みや広がりを感じさせる音楽だと感じています。

アンビエントミュージックの効果

  • リラックスさせ、心を落ち着かせてくれる
  • 集中力が高まる
  • 思考を深めてくれる

 

個人的アンビエントミュージックの定義

  • 集中して聞くと宙に浮いているようにも感じる浮遊感
  • 音が立体的に聞こえ、包み込むような音響感
  • 劇的な変化はないが芸術的な美しいメロディー
  • リズムがほとんどない、もしくはゆっくりで緩めなビート

 

正直、言葉で書いてもよくわからないですよね?

実際に聴いてみてどんな音楽か身体で感じてもらったほうが早いかもしれません。

まずはアンビエントミュージックの代表曲を紹介します。

Brain Eno

Ambient 1:Music For Airports

すべてはここからはじまった。アンビエントミュージックの代表作であり、最重要作品です。1978年の作品。

タイトル通り、空港で流されることを目的として制作された「空港のための音楽」です。

柔らかな美しいメロディと浮遊感。まさにこれがアンビエント!な楽曲です。

 

アンビエントミュージックの誕生

有名な話ではありますが、アンビエントが生まれるきっかけとなったエピソードを紹介します。

1975年1月、ブライアンイーノが交通事故に遭い入院中に友人が持ってきてくれた18世紀ハープ音楽のレコードを小さな音量で片方のチャンネルが壊れたステレオで再生していたそうです。

その時に流れている小さな音楽と外の雨音や光の色が混ざって言葉にできない素晴らしい瞬間が訪れた、という体験から着想を得てアンビエントミュージックが生まれました。

僕はこのエピソードがとても好きです。

アンビエントミュージックとは何かという本質がこのエピソードに詰まっていると思うからです。

以前、僕がニューヨークの美術館に訪れたときに、BGMとしてアンビエントミュージックが流れているのを聞いたことがあります。

音が建築や絵画、アート作品と一体になっており、まさに空間の一部として音楽が存在していました。

まさにこれがアンビエントということだと理解しました。

アンビエントを感じる音楽

僕的にアンビエントを感じる音楽をセレクトしてみました。

アンビエントミュージックの魅力を感じながら、音に身を任せてみてください。

 

Stars Of The Lid

And Their Refinement of the Decline

アメリカ、テキサス州出身のアダム・ウィルジーとブライアン・マクブライドによるアンビエントデュオ「Stars Of The Lid」の7作目。

数あるアンビエント作品の中でも屈指の名作だと思います。

Brian McBride

The Effective Disconnect

前述の「Stars Of The Lid」のメンバー、ブライアン・マクブライドのソロ作品。

「蜂の消滅」というドキュメンタリー映画のために制作されたとても美しい作品です。

Chihei Hatakeyama

Vold XIX

日本人のアンビエントアーティスト、Chihei Hatakayama(畠山地平)の最新作です。

Spottifyの2017年「海外で最も再生された国内アーティスト」では坂本龍一らと並んで10位にランクインしました。

Celer

Xiexie

ロサンゼルス出身、日本在住のアンビエントアーティストCelerの最新作です。

元々は夫婦で活動されていましたが、2009年に奥さんが亡くなられました。

おすすめのシチュエーション

夜寝る前に照明を消して部屋を暗くしましょう。

横になってゆっくり深く呼吸をしながら、音楽に集中してみてください。
もし今日あった嫌なことが思い浮かんでも、頭の外に追い出しましょう。
心を鎮めて再び音楽に集中しましょう。
きっと音楽が終わるころには心が穏やかになってるはずです。

 

まとめ

アンビエントミュージックとは 「心地よく身の回りの空間の一部として溶け込むような」  音楽。

そして静かでビートがほとんどなく包み込むような音。

この音楽に触れることによって、きっと極上のリラックス体験ができるはずです。

クタクタにくたびれた時は何も考えず心を穏やかにして

のんびりと音の波に包まれて一日の疲れをリセットしましょう。

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