街の光に、心地よいグルーヴを。
ソウル、ジャズ、R&B、ロック。その境界を軽やかに越えて、いつもの景色に少し新しい色を添えてくれる音楽があります。
ジャンルの名前よりも、聴いたときの感覚を大切に。以前から紹介してきた5組の音楽を、いまのRELAKATSUの空気でたどります。
シティポップという言葉から、どんな景色を思い浮かべますか。
元々は1970年代後半から1980年代の日本で流行した都会的な雰囲気を持ったポップ・ミュージックです。
様々なジャンルを混ぜ合わせ、当時の洋楽の影響を受けた洗練された演奏で制作されていました。
かつての日本のシティポップは、時代や国境を越えて、いまも新しい聴き手に出会っています。
そして、現在ではシティポップに影響を受けた新世代のアーティストが次々と作品を発表しています。
今回は、そういったシティポップの定義を踏まえて、ジャズ、ソウル、R&B、ロックなどのエッセンスを含み都会的な雰囲気を持った上質な大人のポップミュージックをセレクトします。
ここでは、その空気を感じさせてくれる海外の音楽を5組選びました。気になる一曲から、どうぞ。
これは、ジャンルを厳密に分類するためのリストではありません。ソウルやジャズ、R&Bの中に、僕がシティポップと通じるものを感じた音楽を選んでいます。
第二弾はこちら

オススメの新世代・洋楽シティポップ
ライはカナダ出身のシンガー、マイク・ミロシュとデンマーク出身のプロデューサー、ロビン・ハンニバルの二人組ユニットです。
女性ボーカルのように聞こえますが、実は男性ボーカルです。
シャーデー(Sade)的な雰囲気を持ったファルセットボイスと優雅なストリングス、メロウなグルーヴでロマンティックな気持ちにさせられます。
Sadeの音楽に惹かれる人にも、ぜひ聴いてほしい響きです。
オススメ曲
・Open
前述のライのプロデューサーでもあるロビン・ハンニバルと、ボーカル、ココ・Oによるデンマーク出身のデュオです。
こちらも、Sadeを思わせるしなやかな音の質感が魅力です。
ソウルとエレクトロニカが融合したエレガントな音もとても気持ちよく心に響きます。
現代ヒップホップを代表するケンドリック・ラマーも参加しており、アクセントを加えています。
オススメ曲
・LFT
ロサンゼルスを拠点に活動している3人組バンド、ムーンチャイルドによるセカンドアルバムです。
D’AngeloやErykah Baduへとつながるネオソウルの温かさが、今聴いても新鮮に響きます。
穏やかなメロディにスムースな演奏、そして優しい歌声が溶け合って、リラックスできる空間を作り上げます。
オススメ曲
・Don’t Wake Me
イギリス出身のTom Mischによるアルバム『Geography』。若い才能の瑞々しさと、ジャンルを横断する自由さが詰まっています。
ジャズあり、ディスコあり、ソウルあり、色んなジャンルがごちゃ混ぜになっていて、聴くのが楽しくなる素敵なアルバムです。
とにかく音作りのセンスが素晴らしく、これこそポップ・ミュージックという内容になっています。
一曲ごとの表情が豊かで、聴くたびに新しい発見がある作品です。
そういえば、村上春樹もラジオでオススメしていました。
オススメ曲
・Lost In Paris
カナダ出身のミュージシャン、モッキーの5枚目のアルバムです。
ドラムやベース、キーボード、フルート等々、モッキー自身が演奏しており、手作り感溢れる演奏になっています。
聴いているとなんだか懐かしい気分になる不思議なアルバムでもあります。
ちなみに、チリー・ゴンザレス、ファイストも参加しています。
オススメ曲
・ Head In The Clouds
まとめ

気になる音楽は見つかったでしょうか。
色んなジャンルの音楽が融合して、新しいけどどこか懐かしい曲が次々と生まれています。
聴いていてウキウキ楽しくなったりほっこり幸せな気持ちになったりして、やっぱりポップ・ミュージックはいいですね。
この音楽の旅は、もう少し続きます。気に入った曲があれば、Vol.2でも新しい響きを探してみてください。
今日の気分に合う一曲が、いつもの時間を少しだけ豊かにしてくれますように。
[…] 大人のポップミュージック。新世代・洋楽シティ・ポップを聴こう! […]