シティポップって知っていますか?
元々は1970年代後半から1980年代の日本で流行した都会的な雰囲気を持ったポップ・ミュージックです。
様々なジャンルを混ぜ合わせ、当時の洋楽の影響を受けた洗練された演奏で制作されていました。
ここ数年、世界的な80年代のリバイバルブームと合わせて、シティポップが国内外で再評価されています。
そして、現在ではシティポップに影響を受けた新世代のアーティストが次々と作品を発表しています。
今回は、そういったシティポップの定義を踏まえて、ジャズ、ソウル、R&B、ロックなどのエッセンスを含み都会的な雰囲気を持った上質な大人のポップミュージックをセレクトします。
それでは早速、新世代・洋楽シティポップをどうぞ。
※個人的にシティポップと感じる音楽をセレクトしているため、世間的なシティポップ感とは違うかもしれませんがご容赦ください。
第二弾はこちら
オススメの新世代・洋楽シティポップ
ライはカナダ出身のシンガー、マイク・ミロシュとデンマーク出身のプロデューサー、ロビン・ハンニバルの二人組ユニットです。
女性ボーカルのように聞こえますが、実は男性ボーカルです。
シャーデー(Sade)的な雰囲気を持ったファルセットボイスと優雅なストリングス、メロウなグルーヴでロマンティックな気持ちにさせられます。
シャーデーが好きな人は絶対好きなはずです。
オススメ曲
・Open
前述のライのプロデューサーでもあるロビン・ハンニバルと、ボーカル、ココ・Oによるデンマーク出身のデュオです。
こちらも音作りが非常にシャーデーぽいです。
ソウルとエレクトロニカが融合したエレガントな音もとても気持ちよく心に響きます。
現代ヒップホップを代表するケンドリック・ラマーも参加しており、アクセントを加えています。
オススメ曲
・LFT
ロサンゼルスを拠点に活動している3人組バンド、ムーンチャイルドによるセカンドアルバムです。
90年代のディアンジェロやエリカ・バドゥに影響を受けたネオ・ソウル感が今の時代に合います。
穏やかなメロディにスムースな演奏、そして優しい歌声が溶け合って、リラックスできる空間を作り上げます。
オススメ曲
・Don’t Wake Me
イギリス出身、若干20歳の若き新星トム・ミッシュのデビューアルバムです。
ジャズあり、ディスコあり、ソウルあり、色んなジャンルがごちゃ混ぜになっていて、聴くのが楽しくなる素敵なアルバムです。
とにかく音作りのセンスが素晴らしく、これこそポップ・ミュージックという内容になっています。
今後、どんな音楽を届けてくれるのか将来が楽しみなアーティストです。
そういえば、村上春樹もラジオでオススメしていました。
オススメ曲
・Lost In Paris
カナダ出身のミュージシャン、モッキーの5枚目のアルバムです。
ドラムやベース、キーボード、フルート等々、モッキー自身が演奏しており、手作り感溢れる演奏になっています。
聴いているとなんだか懐かしい気分になる不思議なアルバムでもあります。
ちなみに、チリー・ゴンザレス、ファイストも参加しています。
オススメ曲
・ Head In The Clouds
まとめ
新世代・洋楽シティポップはいかがでしたか?
色んなジャンルの音楽が融合して、新しいけどどこか懐かしい曲が次々と生まれています。
聴いていてウキウキ楽しくなったりほっこり幸せな気持ちになったりして、やっぱりポップ・ミュージックはいいですね。
セレクトしていたら一回では終わらなさそうなので、近いうちに新世代シティポップ第二回も紹介したいと思います。
今日はシティポップを聴いて多幸感に浸りましょう!